かみつれの闘病・育児ブログ

待望の第一子妊娠!と思ったら、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)になっちゃった!そんな私の闘病や育児の記録。同じ病気の方の参考になれば幸いです。

出産備忘録

5月某日、子供が産まれました。

出産予定日より2週間早い出産でした。

もしかしたら、もう二度と経験できないかもしれないので、産まれるまでの経過を備忘録として残します。

 

1:35頃

眠れずにベッドでYouTubeを見ていたら突然破水。トイレに行ってからベッドに戻って様子を見るも、破水が止まらず病院に連絡。

幸運なことに、夫が翌日仕事が休みでまだ起きていたので2人で準備して夫の運転で病院へ。普段は混んでいる道も夜中なのでスイスイ。陣痛もないので、私は夜のドライブを楽しみました。

 

2時過ぎ

病院到着。先生に確認してもらい、破水で間違い無いということでそのまま入院へ。コロナの影響で家族は病棟に入らないので、夫はそのまま帰宅。

 

3:00

夜中で病室が空いていないこともあり、分娩室に案内されNSTをつける。

この頃から陣痛らしき痛みが時々出てくる。

 

4:30

NSTも問題なく、後は本格的な陣痛が来るのを待つのみとなった。助産師さんが「寝ていいですよ」と言ってくれるけど、分娩室のシートは硬いし、隣の部屋から赤ちゃんの泣き声やら出産中の患者さんの叫び声が聞こえてきてまったく眠れず…一応6時頃までうとうとする。

 

7時頃

先生から陣痛促進剤を使用する旨、説明を受ける。先に破水してしまったけど、子宮口がまだ開いていないので陣痛促進剤を投与していくそう。

また、場合によっては帝王切開になることも説明を受ける。

 

8:00

朝食。3ヶ月ぶりの病院食。この病院の朝食に出てくるパンが好きなのでテンションが上がる。帝王切開の可能性もあるのでこの食事を最後に絶飲食となる。

家族にLINEしたりしながら、助産師さんの説明を受ける。現在、立ち会い出産ができないので、助産師さんが付きっきりでいてくれるそうで、アロマを炊いてもらったりCDかけてくれたり、至れり尽くせり。

 

11時頃

陣痛が徐々に強くなり、本格的に陣痛が始まる。寝ていないせいもあるのか、陣痛が治まっている時はいろんな断片的な映像が頭に勝手に浮かんできて、陣痛が始まると痛みで何も考えられず、ただ「あーーー!」と叫んでひたすら息を吐くことに徹するしかできないカオスな時間。

以前、りゅうちぇるの奥さんのぺこちゃんが出産に20時間かかったとテレビで言ってたのを思い出して、私もこれを20時間も続けるの…?と絶望的な気持ちになる。

先生が来て帝王切開になった時の説明とかしてくれたけど、ほとんど覚えてない。

 

15:25

ベビー誕生。

ぬるっと出てきて、元気に泣いてくれた。はじめて抱っこした時は「10ヶ月間、私が病気の時もずっと元気に励ましてくれてたのはこの子だったんだな」と思ってちょっと泣いた。

 

会陰切開したので縫合してもらうが、縫ってるところは痛いは足が疲れて震えるわでかなりしんどい。陣痛は赤ちゃんのためと思って痛みに耐えられたけど、すでに出産を終えた今頑張るよすががなくて、痛みに耐えるのが苦痛。なんなら陣痛よりつらい気がした。

回りでは助産師さん達が赤ちゃんの体調確認しながらいろいろ教えてくれるんだけど、縫合の痛みがしんどくて頭に入ってこない。

ようやく縫合が終わって、はじめての母乳をあげてようやくひと段落。母子ともに異常なく、分娩は無事終了。

 

その後、赤ちゃんが黄疸疑いで入院が少し延びたりしたけれど、今はようやく退院して家に帰ってきました。

 

出産を経験して思ったこと

  • 今回自然分娩で産んだけど、出産の痛みは思ったほどではなかった。でも、陣痛の痛みが長時間寄せては返すのが本当に辛かった。私は陣痛促進剤のおかげで4時間半のスピード出産だったけど、初産の場合は10時間くらいかかるのが普通らしいので、あの痛みに10時間も耐えるのは私には無理…

 

  • 痛みで言えば、出産後の痛みもかなりつらい。私はとにかくお尻が痛くて、鎮痛剤なしでは座ることも寝ることもままならないくらい痛かった。出産5日後に抜糸してもらって少しマシになった。

 

  • 母親がITPの場合、胎盤を通して赤ちゃんにも母親の抗体が入り同じ病気になる可能性がある。(異好抗体というらしい)赤ちゃんも一時的にITPになるが、出産後母親とのつながりがなくなると自然に抗体も減少し治るそう。私の赤ちゃんも生後3日目に血小板が減少し、ITPかも?と疑われたが、その後自然に回復してITPではなかった。

 

  • 私はもともと子供好きな方ではなくて、正直産まれるまで自分が子供をちゃんと愛情を持って育てることができるのか心配していた。だけど、実際産まれてみたら可愛くて可愛くて、この子は私が守らなきゃ!と自然に思えたので、案ずるがより産むが易しとはまさにこのことかなと思った。