かみつれの闘病・育児ブログ

待望の第一子妊娠!と思ったら、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)になっちゃった!そんな私の闘病や育児の記録。同じ病気の方の参考になれば幸いです。

入院後に申請した医療制度

入院ってとにかくお金がかかります。

私は1ヶ月半入院しましたが、最初の半月分の請求額を見た時「3割負担でもこんなに医療費がかかるの?!」とびっくりしてしまいました。

ですが、入院中に利用できそうな医療制度を調べて申請しておいたお陰で費用はだいぶ抑えられたし、承認までに時間がかかるものについても早めに申請したおかげで後から償還払いを受けられることになりました。

 

ということで、この記事では私が実際に利用した制度についてご紹介します。

 

 

高額療養費制度

1ヶ月の医療費が高額になる場合、加入している社会保険に申請すると、毎月の医療費の自己負担額が所得額に応じて一定額で打ち止めになる制度です。

私は入院してから加入している社会保険のホームページで申請書をダウンロードし、郵送で申請しました。

申請から1週間程度で高額療養費の証明証(保険証とセットで使用する)が届き、病院に提出できたので入院費を抑えることができました。

もし、急な入院で申請が間に合わなかった場合でも、後から高額療養費制度が適用され払い過ぎた金額は戻ってくるみたいです。

私の場合もし普通に支払っていたら入院した最初の月の支払いが26万円くらいになる予定だったところが、高額療養費制度のお陰で10万円程度に抑えられたので、すごく助かりました。

 

難病医療費助成制度

特発性血小板減少性紫斑病は指定難病となっているため、難病医療費助成制度が申請できます。

私の場合は、主治医の先生から難病に該当する旨の説明と診断書をいただき、なるべく早く申請して下さいと説明がありました。

難病医療費助成制度は該当の疾患の治療費を助成してくれる制度ですが、制度を使用できるのは診断された日からではなく、申請した日からになるそうです。

なので、指定難病であることが確定したらなるべく早く手続きをしたほうが、自己負担額を抑えられてお得になるようです。

私は東京都に住んでいるので、住所がある区の保健所で手続きをしました。申請窓口は市町村によって異なるようなので、ご自身のお住まいの地域では窓口がどこになるか確認が必要です。

申請に必要な書類は以下の通りでしたが、国民健康保険に加入している場合、代理申請してもらう場合には他にも必要な書類が必要なようなので、窓口に行く前に一度電話で必要書類を確認した方がいいと思います。

私もホームページを確認した後に電話でも確認したら、必要書類が若干違っていてちょっと混乱しました…。

 

難病医療費助成制度の申請に必要な書類
  • 臨床調査個人票(病院の先生が記載してくれる診断書)
  • マイナンバーがわかるもの(私はマイナンバー通知カードを持っていきました)
  • 健康保険証
  • 印鑑
  • 特定医療費の支給認定申請書(これは保健所の窓口で記載するので事前の準備は必要なし。難病に該当する疾患の治療を受ける病院名と住所を記載するので、それだけ控えて行けばOK)

 

なお、難病医療費助成制度は申請してから承認されるまで3ヶ月程度時間がかかるそうです。1年ごとの更新になるので、来年また臨床調査個人票を医師に記載してもらい保健所に提出する必要があります。

 

心身障害者福祉手当

これは私が住んでいる区で行っている制度ですが、心身に一定の障害があると認められた人に毎月一定額の手当が支給されます。ちなみに難病患者は月12,000円支給されるそうです。

保健所に難病医療費助成制度の問い合わせを行った際に担当窓口の方が「こういう制度があるのをご存じですか?」と教えてくださり、併せて手続きに行くことができました。(手続き自体は区役所で行いました。)

お住いの市町村でも同じような手当があるか確認してみるとよいかもしれません。

 

難病医療費助成制度と心身障害者福祉手当については、保健所及び区役所の窓口で手続きを行う必要がありますが、2つ合わせても1時間以内ですべての手続きが終了したので事前準備さえしておけばスムーズに手続きできるという印象でした。

私は入院中に半日だけ外出許可をもらい自分で手続きに行きました。

家族に代理申請を依頼する場合でも委任状が必要とのことなので、自分で申請する余裕があれば自分で行った方が簡単なのかなと思いました。